安全面でもうひとつ気になるところといえば「どのように届くのか?」安全に製造されていても、それを購入し、安全に使用していくためには、バックアップが欠かせません。第2回は「輸送の安全管理について」です。
--アルキルアルミニウムの輸送での安全は、どのように確保されていますか?
工場長--1970年の操業開始以来、アルキルアルミニウムの輸送中に漏洩事故などが起こったことは、一度もありません。
工場長--輸送に当たっては、各種の厳格な法規制があるため、それを
遵守することは当然ですが、万一の場合にも液の漏洩や火災発生の事態とならないように、万全を期しています。
工場長--アルキルアルミニウムを運搬する容器は、諸規則に則り国内用は5年、輸出用は2.5年ごとに公的機関による定期検査を受けています。
工場長--また、容器に付属するバルブの検査やメンテナンスは、バルブからの洩れなどによるトラブルが決して発生しないよう、定められた社内基準により厳格に行なっています。
工場長--容器を専用の輸送トラックに積み込むに当たっては、写真に見られるように、法規に定められた緊縛方法や強度で固定いたします。
工場長--またこの容器は、衝撃に対して十分な強度を有しており、過去に海外で起こった事例ですが、他社の同様な容器を載せた貨車の衝突事故により容器が大きく変形しても、内容物が外に漏れ出すことはありませんでした。
--ものすごくしっかりと固定されていますね。容器やバルブ類等細部にわたりくまなくチェックし、安全に輸送するための結束なども、きちんと法令によって定められているのですね。そして個々のお客様のリクエストにお応えできるように、販売部が導入のサポートをしてくれますから、初めて扱いたい場合も安心できます。
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