今回の実験は、アルキルアルミが輸送中に洩れ出して火災が発生した際に、消防署としてどの様に消火活動を行えばよいのかを探るため、「アルキルアルミの火災危険」について、消防活動に関わる方々に周知していただく事を目的として行われました。
その為、東京消防庁殿の実験にはなかった、各種の消防活動服にアルキルアルミ液を吹きかけた際の、燃焼の様子を観察する実験も行われました。その結果、通常の消火活動で着用される消防服や、化学災害時に使用される化学消防服は激しく燃焼しましたが、炎の中で消火する際に着用されるアルミ蒸着の耐熱服(アルキルアルミ火災の消火時に当社も着用を推奨している防護服)は、吹き付けられた液が燃焼し終わると同時に燃焼が終了し、他の消防服のように燃え広がる事はありませんでした。
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